2010年12月3日金曜日

トーンカーブを使用して画像を補正

トーンカーブは画像補正機能の一つで、画像全体の色調やカラーを調整することが出来ます。
補正前のデータ値(入力レベル)と補正後のデータ値(出力レベル)の変化を線で表したもので、
その線を調整することで画像の色調を細かく補正します。

グラフの縦軸は補正後の画像の照度、横軸は補正前の画像の照度が表され、
変化のない状態では右上がりの斜め45度の直線となります。
直線より上部に行くほど明るくなり、下部は暗くなります。

<トーンカーブのダイヤログボックス>



以下は、トーンカーブについて解説しているサイトなどを参考にして、
実際に画像を調整してみた(いじってみた)結果です。


<加工前の初期の状態>



<50%以上を真っ白に>

右側のポイントをクリックして入力欄に128を入力すると、
50%以上の明るさの部分が真っ白になる。


<50%以下を真っ黒に>

左側のポイントをクリックして入力欄に128を入力 すると、
50%以下のの明るさの部分が真っ黒につぶれる。


<全体的に暗く>

右側のポイントをクリックして出力欄に128と入力すると、
真っ白だった部分が50%グレーにまで暗くなり、コントラスト不足の暗い画像になる。


<全体的に明るく>

左側のポイントをクリックして出力欄に128を入力すると、
真っ黒だった部分が50%グレーにまで明るくなり、コントラスト不足の明るい画像にる。


<階調の反転>

右側のポイントをクリックして出力欄に0を入力、
左側のポイントをクリックして出力欄に255を入力すると階調の反転になる。


<コントラストなし>

右側のポイントをクリックして出力欄に128と入力、
左側のポイントをクリックして出力欄に128を入力すると、
コントラストのないグレー一色の画面になる。


<ハイコントラスト>

図のようなS字カーブにすると、明るい部分はより明るく、
暗い部分はより暗くなるためハイコントラストの画像になる。


<ソラリゼーション>

図のようにカーブを波形にすると明るい部分と暗い部分が入れ代わり、
ソラリゼーション(現像時の露光を多くして白黒反転させる写真技法)のような効果を出せる。


<ポスタリゼーション>

トーンカーブを図のような階段状に調整すると、
ポスタリゼーション(写真の色数を減らし「アニメ塗り」のような効果を出す)の効果を出せる。


<明るい部分を主体に>

カーブの中央をクリックしてポイントを作成し、
少し上にドラッグすると明るさを強調した画像になる。


<暗い部分を主体に>

カーブの中央をクリックしてポイントを作成し、
少し下にドラッグすると暗さを強調した画像になる。

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